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ソナゲル
■ソナゲルは甲状腺、乳房、睾丸等の凹凸のある表層部位をより高精度に超音波検査する目的で開発された音響結合用高分子ゲルです。ソナゲルは下の外観写真の如く均質な透明体であり、極めて柔軟な粘弾性体であるため、生体への形状適合性が良く皮膚への密着性が優れています。また、生体組織と同程度の超音波伝播速度をもつように設計されています。形状復元性と保型性も良く、多数回の使用に耐える性質を有します。

特長

  • 透明であるためスキャニング部位を視覚で確認でき、また検査中に触診も容易に行えます
  • 音響インピーダンスが体液のそれに近いため、多重反射を抑えることができます
  • 超音波の減衰が少ないため、アーチファクトやノイズの少ない画像を得ることが出来ます
  • 柔軟で人体に良く密着し、操作・取り扱いが容易です
  • 人体への安全性が優れています
  • 汚れにくく、また水洗いできるため、何度も使用できて経済的です

使用例

超音波検査用音響カプラー
標準タイプ
プローブ装着タイプ

写真1

ソナゲル
写真2

特性

■超音波特性

ソナゲルの超音波の反射波形
(周波数3.5MHz)
左図が示すように、ソナゲルの超音波伝搬速度(c)は約1,450〜1,550〔m/s〕、音響特性インピーダンス(ρc)は1.5〜1.6〔kg/m2/s〕と、生体組織のそれらに近い値を示します。またソナゲルの超音波反射波形は鮮明な超音波画像を得る為に十分低い減衰率を示しています。

超音波測定画像
リニアプローブを用いた甲状腺の画像比較 (左:ソナゲル無し, 右:ソナゲル有り)

ゲルの使用により、表在領域のエコーの微細な差が描出されており、鮮明な映像が得られています。この事実は、ゲルの厚みにより観察部位に焦点が合ったことと、ゲルが均質であることを裏付けています。


・プローブ装着タイプの超音波診断用音響カプラー(先端がソナゲル)